祈りが終わると、一同の集まっていた場所が揺れ動き、皆、聖霊に満たされて、大胆に神の言葉を語りだした。(使徒4:31)
「教会って何?」と聞かれると案外難しいものかもしれません。ある人は、「組織としての宗教団体」と答えるでしょう。またある人は「良い行ないをする場」と考えるかもしれません。聖書が語る教会とは何でしょうか?
今日のみことばはキリスト教会が出来上がったばかりの頃の様子が語られています。祈りが終わると、聖霊に満たされたと語られています。聖霊とは、神様の霊であり、私たちに力を与え、信仰を与えられるお方です。教会は聖霊によって、立て上がったのだと聖書は語ります。決して人間的な、組織的な集まりのみではありません。神様の導きによって、今の教会があるのです。
教会の初期では、彼らは持ち物を共有して生活していました。これは社会福祉の元にもなっていった考え方です。しかし、彼らが持ち物を共有していったのは決して組織を存続させるためというものではなかったのです。彼らは純粋に主に救われた喜びに満たされ、悲しむもの、貧しいものに分け与えようというイエス様の愛の心から持ち物を共有していったのです。
「教会って何?」」この問いに答えるとしたら、【イエス様の救いの喜びを一番に受け取り、祈り感謝し、答えていくものたち】と言えるでしょう。