敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。ルカ6:27
この箇所はとても有名な聖書の言葉です。「敵を愛する」との行為は美しい愛の表れですが、いざやろうと思うととても自分にはできないと思うのではないでしょうか。
聖書はどうして「敵を愛しなさい」と語るのでしょうか。敵を愛するなんて、時として愚かとも思えるようなことかもしれません。それでも聖書は愚かとも思えるほどに人を愛せと語るのです。
それは、イエス様がまずその愚かとも思える愛で私たちを愛してくださったからなのです。私たちの心には神様に反抗する思い、汚れた思い、罪があります。いわば神様の敵のような者です。しかし、イエス様はこのような敵を愛してくださったのです。そして、敵を救うためにご自分が十字架にかかって身代わりとして死なれたのです。
私たちはこのイエス様の愛を受け取っています。だから今度は私たちが敵を愛していくのです。愚かとも思えるほどに、親切にしていくのです。