神の子イエス・キリストの福音の初め。マルコ1:1

 マルコの福音書の1節には「神の子イエス・キリストの福音のはじめ」と書いてあります。この表現を通してマルコは今日の福音書の主人公しゅじんこうはイエス・キリストと表すのです。また、実際にマルコの福音書の始めだけではなくて、その福音書は全体的にもイエス様について書いてある良き知らせです。このようにマルコ1:1はマルコの福音書について、とても大切なポイントを示されます。この1節を通してマルコは私達に、神様の福音は実際に神様のお一人子、イエス様についての良いニュースであると表すのです。

 そして、マルコの福音書の話が続くともにイエス様の救い主としての本性ほんせいもどんどん明白めいはくになります。明白になると言えば、1:11で神様、3:11で悪霊あくりょう、8:27でイエス様の弟子達などがイエス様の本性を告白するのです。このことにおいてバプテスマのヨハネはとても大事でした。バプテスマのヨハネはイザヤ書40:3の預言を実現する使命を持っていたのです。また、イエス様はマタイ11:10−14でバプテスマのヨハネがマラキ書4:5−6で預言されたエリヤとも言われたのです。

 自分の使命の通りヨハネがイエス様に光を照らしたように、私たち皆さんも自分の洗礼式の時イエス様についての証人者しょうにんしゃの中に入れ加えさせました。その時に皆さんもイエス様を自分の救い主として告白したのです。こういうふうにマルコ1:1−8はこの第2アドベントの時、私達をまたイエス様の御もとに引き、私達の心をクリスマスのために備えるのです。感謝しましょう。