あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです(ガラテヤ3:26)

7/7は七夕です。織姫と彦星の話はみなさんご存知でしょうか。天の川の西岸に織姫という姫君が住んでいました。織姫は機織りの名手で、美しい布を織り上げては父親である王様を大変喜ばせていました。そんな娘の結婚相手を探していた王様は、東岸に住む働き者の牛使い彦星を引き合わせ、二人はめでたく夫婦になりました。ところが、結婚してからというもの、二人は仕事もせずに仲睦まじくするばかり。これに怒った王様が、天の川を隔てて二人を離れ離れにしてしまいました。しかし、悲しみに明け暮れる二人を不憫に思った王様は、七夕の夜に限って二人が再会することを許しました。こうして二人は、王様の命を受けたカササギの翼にのって天の川を渡り、年に一度の再会を果たしたのでした。

 実は、織姫と彦星の関係は、私と神様との関係にも少し似ています。織姫と彦星はその間を天の川によって遮られ、行き来ができなくなってしまいました。同じように、私たちと神様との間にも罪という隔たりができてしまったのです。それは、私たちの心にある汚れとも言ってよいでしょう。憎み、争い、いじめ、嘘、そのような思いは誰しもの心にもあります。その汚れによって、神様のところに行くことができない天の川のような隔たりができてしまったのです。しかし、神様はそんな私たちを憐れんでくださいました。王様が年に一度会うことができるようにカササギを送られたように、イエス様を送ってくださったのです。イエス様はその罪から私たちを救うために、十字架にかかってその罰を全て受けられました。この主を信じるものは、もう罪にとらわれてはいない。イエス様を通して、神様の方に渡ることができる。神の子どもとしての権利が与えられる。それが聖書の救いの約束です。このイエス様の救いの恵みを受け取ってまいりましょう。