イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱え、パンを裂いてお渡しになった。すると、二人の目が開け、イエスだと分かったその姿は見えなくなった。(ルカ24:30,31)

 今日は平成最後の礼拝です。5月からいよいよ令和の時代がやってきます。新しいことが始まるとなんだかウキウキしてきますが、今日の弟子たちもイエス様の復活の出来事によって心が燃やされていきました。

 二人の弟子たちが復活のイエス様と出会いますが、彼らの目は遮られ、最初イエス様だと気づくことができませんでした。それは、「復活なんてあるはずがない」という思いが彼らの中に少なからずあったのではないかと思います。

 イエス様はそんな二人とともに歩んでくださいました。道すがら聖書からイエス様ご自身について、解き明かされました。またともに食事の席につかれました。弟子たちはイエス様がパンを裂かれた瞬間に「この方はイエス様だ」と気づくことができました。

 イエス様がともに過ごしてくださる時間、そしてその中で与えてくださるみことばの恵みによって私たちの目ははじめて開かれます。自分の思いや固定概念を捨てることは難しいことですが、イエス様のみことばに触れ、その恵みをいただいたとき私たちは新たな気づきを与えられるのです。

 イエス様がともに歩んでくださることに感謝し、目を開かせていただきましょう。